本サイトでは、BA Web and Mobile Apps を利用するために必要なアプリケーションのセットアップを行います。
以下の手順に沿って、セットアップを開始してください。
BA Web App の動作環境および Mobile App の動作環境はヘルプをご参照ください。
BA Web and Mobile Apps を利用するためには、はじめにコア製品である ArcGIS Online の設定を行います。
以下参照ドキュメントを開き、ArcGIS Online のセットアップを行ってください。
次に、本アプリケーションを利用する ArcGIS Online ユーザーに対して、BA Web and Mobile Apps のアドオン ライセンスを割り当てます。ライセンスを割り当てることのできるユーザー タイプは、以下の 2 つです。
BA Web and Mobile Apps のアドオン ライセンスは、利用できる機能に応じて Advanced と Standard の 2 種類があります。詳細はこちらをご覧ください。
管理者の方は組織サイトから各メンバーにライセンスの割り当てを行ってください。ライセンスの割り当て方法は、以下参照ドキュメントをご覧ください。
BA Web and Mobile Apps のアドオン ライセンスは、[アドオン ライセンス] ページの [アプリケーション] グループに格納されています。
次に、BA Web App の設定を行います。
BA Web and Mobile Apps のライセンスが割り当てられているアカウントで、ArcGIS Online 組織サイトにサイン インします。
右上の [アプリ] ボタン をクリックして、アプリ一覧から [Business Analyst] をクリックします。
BA Web App が起動します。初回起動時には、プロフィール画像の設定ダイアログが表示されます。設定を行う場合は [プロフィール画像の追加] をクリックし、画像を選択してください。設定しない場合は、[このステップをスキップ] をクリックします。
次に、プロジェクトの作成を求められるので、[プロジェクトの作成] をクリックします。
[プロジェクトの設定] ダイアログが開いたら、任意のプロジェクト名を入力し、[作成] をクリックします。
初回起動時は、ガイド ツアー「プロジェクトの作成」が自動で開始されます。表示されるポップアップ ガイドに従って、プロジェクトを作成してください。
プロジェクトの作成が完了すると、[ホーム] タブに切り替わり、先ほど作成したプロジェクトが追加されます。
本アプリケーションで作成したデータやマップは、すべてプロジェクトに格納されます。
本ステップでは、日本を対象に解析するにあたり、変更をお勧めする初期設定の項目について説明します。初期設定は、アプリ右上の [初期設定] ボタンをクリックすると開きます。
設定の変更後、[保存] をクリックすると変更内容が保存され、次回以降アプリにサイン インした際に、自動的にデフォルトの設定として適用されます。元の設定に戻すには、[デフォルトに戻す] をクリックし、[保存] をクリックします。
解析する国の選択
解析を行うデフォルトの国を設定します。[一般] タブの [設定] を開き、[オプション] の「選択」のプルダウン リストから、「日本」を設定します。
データ ソース
解析に使用するデータ ソースを選択します。一部の国では、複数のデータ ソースの中から選択することができます。日本は、以下の 2 つから選択できます。
データの種類 | 説明 |
---|---|
Esri ジャパン | ESRIジャパンが提供するデータ ソースです。人口や世帯、年収・消費などに関する約 2,200 の変数を利用できます。 |
Standard | ドイツの MBR 社 (Michael Bauer Research GmbH) が提供するデータ ソースです。約 120 の変数を利用できます。 |
[一般] タブの [設定] を開き、[オプション] の [データ ソース] のドロップダウン リストから任意のデータ ソースを選び、[適用] をクリックします。選択されたデータ ソースは [選択済み] と表示されます。
単位
距離の計測単位を設定します。[一般] タブの [設定] を開き、[オプション] の [単位] のドロップダウン リストから、「キロメートル」を選びます。
背景地図
マップに表示させたり、インフォグラフィックスやレポートに表示させたりするためのデフォルトの背景地図を設定します。[一般] タブの [設定] を開き、[背景地図] の一覧から任意の地図を選択します。
マップを選択すると、[位置にズーム] の下にあるマップが選択した背景地図に切り替わります。マップは拡大・縮小することができ、プレビューすることができます。
レポートとインフォグラフィックス
この設定は、管理者ロールを持つユーザーのみが変更できます。
組織のメンバーのロール別に、本製品で利用できるクラシック レポートやインフォグラフィックスのテンプレートをカスタマイズします。
特にインフォグラフィックスについては、データ ソースを「Esri ジャパン」に設定している場合、英語と日本語の 2 種類のテンプレートが標準利用できるものとして提供されます。これらのテンプレートは言語が異なるだけで内容は同じものです。
デフォルトの初期設定では、[インフォグラフィックスの実行] ツールでテンプレートを選択する際に、英語と日本語の両方のテンプレートが表示されます。日本語のテンプレートのみを表示するには、以下の設定を変更します。
[ロールのプレビュー] をクリックすると、変更内容を反映したアプリの操作画面をプレビューすることができます。 [レポート] タブ → [レポートの実行] メニュー → [インフォグラフィックスの実行] をクリックすると、テンプレートの選択画面が開きます。
ガイド ツアー
この設定は、管理者ロールを持つユーザーのみが変更できます。
BA Web App では、各ツールの操作をレクチャーする機能「ガイド ツアー」を利用できます。大半のガイド ツアーは設定を行うことなく実行できますが、以下のツアーを日本国内で実行するには設定変更を行います。
デフォルトの設定のままの場合、ツアーを実行するためには解析対象の国をアメリカに変更する必要があります。
[組織] タブの [ガイド ツアー] を開きます。
ガイド ツアーを行う国として、「日本」を指定します。
[レイヤーの参照] をクリックして [レイヤーの選択] ダイアログを開き、検索ボックス内に「人口密度」と入力して検索します。
検索結果に「平成 27 年国勢調査 - 日本の人口密度」が表示されるので、アイコン上にカーソルを当て、[追加] をクリックします。
[レイヤーの選択] ダイアログが開いたら、「Block」を選択します。
自動保存
自動保存を有効にすると、サイン アウトするか、ブラウザーを閉じた時点でのマップが保存され、次回サイン イン時にすぐに前回の解析時のマップを起動することができます。[マップ] タブに切り替え、[自動保存] トグルをオンにしてください。
以上で、BA Web App のセットアップが完了しました。
スマートフォンなどのモバイル端末を利用して解析を行いたい場合は、端末に BA Mobile App をインストールし、起動および初期設定を行います。
使用しているデバイスの OS に応じて、以下の通りにアプリケーションのインストールを行います。
iOS の場合
Android の場合
アプリケーションを起動し、[ArcGIS Online にサイン イン] をタップします。
BA Web and Mobile Apps のライセンスが割り当てられている ArcGIS Online アカウントで、サイン インします。
サイン インが完了すると、マップが表示されます。これで、解析を開始するための準備が整いました。
必要に応じて、BA Mobile App の初期設定を行います。 アプリ左上の [オプション メニュー] → [設定] から、アプリの初期設定を変更できます。設定内容は、アプリを使用する際のデフォルトの設定として適用されます。
デフォルト エリア
作成するサイトの種類を設定します。リング、運転エリア、徒歩エリアのいずれかを選択します。
[運転エリア] を選ぶと、さらに [運転オプション] から運転モードや移動方向の設定を変更できます。[交通量の使用] を有効にすると、一部の国では交通量を考慮してサイトを作成できます。なお、日本では交通量データを利用できません。
透過表示
サイト ラベルの表示
現在位置の表示
以上で、BA Web and Mobile Apps のセットアップはすべて完了です。